現代の世紀末次元~蟲惑魔編~

はじめに

皆さんは「遊戯王ADSで世紀末トーナメント」という動画をご存じでしょうか?

この動画シリーズは、あるカテゴリにとんでもないパワーを持ったオリジナルカードを突っ込んで、デッキを組み対戦する、という趣旨のもと作られています。2016年に始まり、2018年に終わったこのシリーズ。3年後に新作が出るといい残し、消息を絶ってしまった投稿主。そして次々と出てくる新しいコンマイのオリカOCGカード。

この記事では、投稿当時無かった、様々なパワーカードの存在を考え、現代の世紀末デッキを考察していこうという趣旨でお送りします。

第八回~蟲惑魔~

ここに書くネタがなくなってきた

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《サラの蟲惑魔》

植物族/エクシーズ/特殊召喚/効果 攻撃力2500/守備力300

このカードは通常X召喚出来ない。

自分フィールドのXモンスター以外の「蟲惑魔」モンスターが攻撃・効果の対象となった際、それを無効にし、その無効にしたカードと対象となったカードすべてをX素材として特殊X召喚できる。

自分はこのカード名のカードを1ターンに1度しか特殊召喚出来ない。

(1)X素材を持ったこのカードは罠の効果を受けない。

(2)このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いに「蟲惑魔」モンスター以外のモンスターを特殊召喚できず、「蟲惑魔」モンスター以外のフィールドで発動するモンスター効果を発動できない。

(3)1ターンに1度、このカードのX素材を一つ取り除き、以下の効果から一つを選択して発動できる。

この効果は相手ターンでも発動できる。

●デッキから「蟲惑魔」モンスター一体を特殊召喚する。

●デッキから「蟲惑魔」モンスター一体を召喚する。

蟲惑魔におさわりすると出てくる、展開効果持ちの《No.86 H-Cロンゴミアント》です。

召喚条件は一見複雑ですが、《青き眼の乙女》とほぼ同一の発動条件という認識で間違いはほぼないです。

ほぼすべてのデッキを積ませる凶悪な性能をしています。もっとも、魔法耐性がないので《禁じられた一滴》や《冥王結界波》、《皆既日食の書》などには無力です。

まぁ二体目が出てくるだけなんですけどね

では、既存レシピを見てみましょう。

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ランク4で固められたEXデッキ、3種9枚しかモンスターがないメインデッキなど、かなりいびつな構築をしていることが見て取れます。これらは、蟲惑魔やマスクチェンジにアクセスする手段がドローしかないため、このような構築になっているとのことです。

では、蟲惑魔はどのような新規を得ているのか、見てみましょう。

《ランカの蟲惑魔》

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効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻1500/守1300
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「蟲惑魔」モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
(3):1ターンに1度、自分フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのセットされたカードを持ち主の手札に戻す。
その後、自分の手札から魔法・罠カード1枚をセットできる。
この効果は相手ターンでも発動できる。

蟲惑魔版《E・HERO エアーマン》です。その他、(3)の効果も、トリオンで伏せたカードの除外回避など、なかなか小回りの利くカードになっています。

ジーナの蟲惑魔》

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効果モンスター
星4/地属性/植物族/攻1400/守1400
このカード名の(1)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドにセットされた罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
(3):自分の魔法&罠ゾーンにカードが存在しない場合、
墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の「ホール」通常罠カードまたは「落とし穴」通常罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。

自力で手札から場に出てくることのできる蟲惑魔です。緊急時には墓地の狡猾を伏せなおすこともできるので、それなりに活躍の機会もあるでしょう。

《リセの蟲惑魔》

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効果モンスター
星4/地属性/植物族/攻1200/守1600
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
(2):このカードをリリースして発動できる。
自分のデッキ及び墓地から1枚ずつ、
「ホール」通常罠カードまたは「落とし穴」通常罠カードを選んで自分フィールドにセットする(同名カードは1枚まで)。
この効果でセットしたカードはフィールドから離れた場合に除外される。

狡猾と相性が悪いので不採用です。リセ様の今後ますますのご躍進をお祈り申し上げます。

《セラの蟲惑魔》

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リンク・効果モンスター
リンク1/地属性/植物族/攻 800
【リンクマーカー:下】
リンクモンスター以外の「蟲惑魔」モンスター1体
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):リンク召喚したこのカードは罠カードの効果を受けない。
(2):通常罠カードが発動した場合に発動できる。
同名カードが自分フィールドに存在しない「蟲惑魔」モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
(3):このカード以外の自分の「蟲惑魔」モンスターの効果が発動した場合に発動できる。
デッキから「ホール」通常罠カードまたは「落とし穴」通常罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。

サラを解体しながらアドを取ることができる神です。従来なら、蟲惑魔以外のモンスターを利用するためには《月の書》などでサラを寝かせる必要がありましたが、蟲惑魔リンクモンスターの登場で、簡単に汎用展開につなぐことができます。

《クラリアの蟲惑魔》

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リンク・効果モンスター
リンク2/地属性/植物族/攻1800
【リンクマーカー:右/下】
昆虫族・植物族モンスター2体
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):リンク召喚したこのカードは罠カードの効果を受けない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分が発動した「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードは
発動後に墓地へ送らず、そのままセットできる。
(3):自分エンドフェイズに、自分の墓地の「蟲惑魔」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

正直オーバーキルカードだと思います。

《金満で謙虚な壺》

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通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はカードの効果でドローできない。
(1):自分のEXデッキのカード3枚または6枚を裏側表示で除外して発動できる。
除外した数だけ自分のデッキの上からカードをめくり、その中から1枚を選んで手札に加え、
残りのカードを好きな順番でデッキの一番下に戻す。
このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは半分になる。

単体で6枚掘ることのできるサーチカードです。これこそが現代のドローソースといった感じですね。サラ以外のカードはほぼ使わないので、EXが吹っ飛ぶデメリットもほぼ無視できます。

仮レシピ

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肉が増えたことで安定性が、セラの登場で安定性が飛躍的に向上しています。

でもまぁやっぱりこれだとヴェノムには勝てなさそう

 

改善案等、どしどしコメント欄にお願いします。

 

蟲惑魔についてもっと詳しく知りたい方はこちら

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