現代の世紀末次元~ヴェノム編~

はじめに

皆さんは「遊戯王ADSで世紀末トーナメント」という動画をご存じでしょうか?

この動画シリーズは、あるカテゴリにとんでもないパワーを持ったオリジナルカードを突っ込んで、デッキを組み対戦する、という趣旨のもと作られています。2016年に始まり、2018年に終わったこのシリーズ。3年後に新作が出るといい残し、消息を絶ってしまった投稿主。そして次々と出てくる新しいコンマイのオリカOCGカード。

この記事では、投稿当時無かった、様々なパワーカードの存在を考え、現代の世紀末デッキを考察していこうという趣旨でお送りします。

第十二回~ヴェノム~

イア!イア!ハスター!

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《ナーガの存在》

星10/闇属性/爬虫類族/融合/効果  攻撃力0 守備力0

カード名が異なる「ヴェノム」モンスター×4

自分の手札・デッキの上記カードを墓地へ送った場合のみ、エクストラデッキから特殊召喚できる。(「融合」は必要としない。)自分フィールドに「ヴェノム」カードが存在しない場合、このカードは永続魔法カード扱いとして自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置かれる。その際、自分フィールドに「ヴェノム」カードが存在している場合にこのカードはモンスターゾーンに戻る。

(1)このカード名のカードは自分フィールドに一枚しか存在できない。

(2)このカードはほかのカードの効果を受けない。

(3)相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。

(4)このカードがフィールドに存在する限り、以下の効果を適用する。

●自分は爬虫類族モンスター以外のモンスターを通常召喚できず、1ターンに3回まで爬虫類族モンスターを通常召喚できる。

●自分の「毒蛇神ヴェノミナーガ」がフィールドを離れる場合、代わりにこのカードを墓地に送ることができる。

●自分は「蛇」罠カードをデッキから発動できる。(同名カードは1ターンに1枚まで)

(5)このカードがモンスターゾーンに存在する限り、以下の効果を適用する。

●自分が爬虫類族モンスターを召喚するたびに、そのモンスターと同じレベル・ランクの爬虫類族モンスターをエクストラデッキから特殊召喚できる。

●自分が爬虫類族モンスターをアドバンス召喚する場合、デッキの「ヴェノム」モンスターをリリースの代わりとして墓地に送ることができる。

●自分・相手のエンドフェイズに、自分の「毒蛇神ヴェノミナーガ」一体を選び、そのモンスターに自身の効果扱いでハイパーヴェノムカウンターを1つ置く。

小論文かな?

アド消費をすることなく墓地を肥やしながらおもむろに現れるシステムクリーチャーです。いや…これ許されるんですかね?10期~11期で爬虫類テーマである「溟界」「エーリアン」「レプティス」に大幅に強化が入り、ファンデッキとしてなかなか戦えるレベルになりました。9期のくそ雑魚不遇だった爬虫類を踏まえて作られたこのカードはもう駄目な気がします。

四の五の言ってても仕方ないので入った強化の説明しますけども

 

っと、その前に既存レシピを見てみましょう。

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何処からともなく爬虫類族という種族のカードプールの貧弱さが漂ってきていますね…

【溟界】

デッキビルドパック エンシェント・ガーディアンズでカテゴリ化された「溟界」と名のついたカード群です。
属するモンスターは全て光属性または闇属性の爬虫類族で統一されています。

墓地を肥やしたり、盤面を広げたり、いろいろなことができます。

その中でも一番やばいのがこれ。

《溟界の蛇睡蓮》

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通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから爬虫類族モンスター1体を墓地へ送る。
その後、自分の墓地に爬虫類族モンスターが5種類以上存在する場合、
自分の墓地から爬虫類族モンスター1体を選んで特殊召喚できる。

無条件爬虫類族リクルート

本来なら事前準備として墓地肥やしをする必要がありますが、その事前準備は存在一発で済んでしまいます。

《レプティレス・エキドゥーナ》

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リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/爬虫類族/攻 200
【リンクマーカー:左/右下】
爬虫類族モンスターを含むモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を0にする。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
相手フィールドの攻撃力0のモンスターの数まで、デッキから爬虫類族モンスターを手札に加える(同名カードは1枚まで)。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は爬虫類族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

地味に見える?見えたでしょ?

このカードを使うと、《究極幻神アルティミトル・ビシバールキン》成立から爬虫類5種類サーチをすることができます。

まぁそうするとダイヤウルフ使えなくなっちゃうので卵割の方法は考える必要がありますが。

《宇宙鋏ゼロオル》

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リンク・効果モンスター
リンク3/光属性/爬虫類族/攻2600
【リンクマーカー:上/左下/右下】
爬虫類族モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
Aカウンターを置く効果を持つカード1枚をデッキから手札に加える。
(2):自分・相手フィールドのAカウンターを2つ取り除いて発動できる。
爬虫類族モンスター1体を召喚する。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
Aカウンターが置かれている相手モンスターは、守備表示になり、効果を発動できない。

《惑星汚染ウイルス》をサーチできます。以上。

仮レシピ

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ビシバールキンからのコンボを重視した構築です。罠素引きが弱い現象も、デッキ枚数を嵩増ししやすくなったことで解消されています。

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カカトさんが提供してくださった、従来の動きを重視したタイプのデッキです。

未来竜王を使えば降臨への妨害を防ぐことができますね。

 

改善案等、どしどしコメント欄にお願いします。