SS紹介ー遊戯王 6-ACE【遊戯王Advent Calendar7日目昼】

「この記事は遊戯王Advent Calendarの企画記事になります。」

 

前:カカトさん「フリー対戦における「妨害」について」

 

おそらく皆様初めましてだと思います。カカト君の後ろに飛び込む形で参加しました、遊戯王AC七日目昼担当の黒木疾風と申します。

 

現代遊戯王はあっという間にリーサル打点がそろってしまいますから、先手で後手を縛るための盤面を整えるのは当然のことといえますね。

俗にいうところの完全ロック※をされていないのであれば、打開の手段はあります。ないなら構築から見直しましょう。

 

完全ロック:《ナチュル・バンブーシュート》+《エンジェル07》+《おじゃま・キング》+《生贄封じの仮面》+《地盤沈下》+《王家の眠る谷-ネクロバレー》

 

 突然ですが皆さん、読書はお好きですか?

 当然、お好きなのでしょう。このような末端のどんな馬鹿が書いているかもわからないような文章をわざわざ読みに来るのですから。

そもそも文章読めないやつがカードゲームできるわけねぇよなぁ

 私もよく読書をするのですが、最近は大学の講義などで忙しく、読む時間をなかなか確保できていません。それでも月に数冊程度消化しています。

誰だ教職とったやつ(おまえじゃい)

 さて、本といえば小説、それも物語ですね。物語といえば、pixivや2chで盛んなSSという文化があります。Special Summonsの略ではありません。では、ニコニコ大百科より引用。

ファンによる二次創作小説のうち、主にweb上に掲載されるものをSSと呼ぶ。同人誌という形で活字化されたものを含む場合もある(区別する場合、同人誌は「同人小説」と呼ぶ)。短めのものが多かったので「短編小説」」を意味する英語「short story」で呼称され、その略として「SS」と呼ばれるようになったと言われる。

しかし長編のものなどもあるので「ショート」(短い)という表現がそぐわないものがあることなどから、「side story」(サイドストーリー)の略であると解釈されることも多い。

以上、引用終了。

 

 遊戯王のSSは主に3種類に大別される、と個人的には考えています。

 1つは本編if、あるいは本編前後のなにがしか。

 例えば、いわゆる遊アキだとかの創作は大体ここに入ってくるでしょう。

 2つはフィールド魔法クロス・オーバー。

 これは本編ですが、『超融合』などがここに分類されます。キャラの扱いをちょっと間違えれば炎上待ったなしなのはARC-Vが実証済み

 そして3つ目、完全新作型です。独自に舞台を設定しキャラを作り上げ、話を展開していきます。場合によってはキャラクターが操るカードたちまで自作することもあり、さながらアニメ本編がごとくの何が起こるかわからないハラハラ感を味わうことができますね。オリカが跋扈していると盤面把握がしづらいという欠点はありますが…

 

さて、私が今回紹介するのはこの分類で行くと3つ目にあたる‥‥といっても舞台としてはアニメ遊戯王~GXの並行世界という設定ですが‥‥、『遊戯王 6-ACE』という作品です。では、あらすじを引用していきます。

まとめwikiより引用。

カードゲームによる勝負《デュエル》が一つの文化として人々の間に深く浸透し、あらゆる物事を解決しうる手段として認識されている世界。

これは、天道遊陽朝霧朋花という二人の主人公が、世界を牛耳る二つの組織の抗争に巻き込まれながら、仲間たちと共に戦い抜いていく物語である。

彼らとその仲間達《六人のエース》が織りなす物語は、やがて人間界と精霊界という二つの世界を股にかけた壮大な戦いへと導かれていく……。

引用ここまで。

 正直ここだけ読んでもよくわかりませんよね。キャラクター紹介から、主人公とヒロインを見てみましょう。

 

天道 遊陽(てんどう ゆうひ)

何かにつけ気力がわかない。色々なことを他人に任せがち。見栄っぱり傾向。愚痴や不平を口にすることもしばしば。
しばしば自分を偽った行動をする。その場を無難に切り抜けるために「お調子者」を装うことが多い。

だが、守りたいものを守ろうとするときは一途な熱血さを発揮する。こと朋花に対する時は年頃の少年らしいウブさを見せる。
彼女の前では格好つけたがったり、積極的にリードするような言動に出る傾向がある。
どうも初対面以来、彼女のことが気になって仕方がない様子だ。
理不尽な出来事に対しては、人が変わったように怒りや不満を露わにすることも。

本作主人公です。自身の操る儀式召喚を「古臭い」といい捨て、嫌っているように見えますがその本音は…

 

朝霧 朋花(あさぎり ともか)

幼少の頃に精霊が見える才能を開花させ、マーシーなどの精霊と友達になる。
しかしそのこと原因で小学生時代にイジメを受けるなど、辛い日々を送っていた。
中学生になってからの町内大会の場で遊陽と出会い、それ以降遊陽のことを気にするようになる。
朝霧家の使命というものにある種の強迫観念を抱いており、自らの責務を果たすべく立ち振る舞うこともあるが、彼女自身はとても怖がりで前に出たがらない性格。
”紋章持ち”となり、遊陽との対峙を余儀なくされた時は、精霊と遊陽を守るために自ら命を投げ打とうとまでしたが、それも実のところは辛い人生からの逃避行為である側面が強かった。
しかし遊陽が危険を冒し、戦いの宿命を受け入れてまで自分を救ってくれたことがキッカケとなって、彼女自身の有り様も少しずつ変わっていくようになる。

本作ヒロインです。主人公共々奥手なので「そういう」シーンはなかなかやきもきする展開になることも…?

 

キャラ立ち絵がなくってごめんなさい。書いてくれる人がいたら執筆担当が泣いて喜ぶと思います。

 

では、このSSの推しポイントをいくつか紹介させていただきたく思います。

 

1、完全新規のオリジナルカードたちによるデュエル

 一部の汎用カードなどを除いて、劇中ほとんどのデュエリストがOCGにはないオリジナルテーマのデッキを用いています。例えば主人公の天道遊陽の操るカテゴリ、「S・S」はユニオン×儀式というかなり特徴的なデッキとなっています。ヒロインの操るデッキが《アロマセラフィー・ジャスミン》や六花の登場で沸騰しているのは秘密

2、あなたの考えたカードが劇中で使われるかも!

 実はこの作品、もともとはかのブログ、スターライト速報の掲示板で生まれた安価スレだったのです。当初はかなりおふざけ要素の強かったスレでしたが、執筆担当さんがまとめ上げ、現在のような真面目な創作活動となっています。また、その性質上読者参加型で話の構築が行われ、自分のアイデアで話全体に影響を与えることができます。

 

現在、執筆担当が諸事情により活動が難しい状況にあり、1年ほど前から進捗が厳しい状況ですが、どうやら活動が再開できるようになりつつあるので、せっかくなのでこのような紹介記事を書いてみました。現在公開されている全12話、皆さんもぜひ読んでみてください!

 

住民があらかたいなくなってる気がするから制作陣を呼び込んでおきたいと思って書いた記事でした。

 

関連リンク

遊戯王 6-ACEまとめwiki

遊戯王6-ACE 作者ブログ

元スレ。序盤は見るに堪えないので100あたりから読み始めることを推奨します。

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